知冬の暮らしの手帖

27歳の知冬(ともふゆ)が綴る日々のあれこれです。

2020年の抱負 27歳の抱負

今週のお題「2020年の抱負」

 

 みなさん、初めまして。私の名前は知冬(ともふゆ)と申します。現在27歳で、趣味は本を読んだり手紙を書いたりすることです。子どもの頃から、母か近くに住んでいた祖母の影響で、「暮しの手帖」の雰囲気が好きで、今回なんとなく自分もそんな雰囲気のブログを持ってみようと、立ち上げた次第であります。

 さて、2020年の抱負です。27歳ともなると色々と葛藤します。それが若さ故の特権であることは理解出来ても、やはり悩み続ける日々とはいささか辛いものです。「いったい何にそんなに毎日悩んでいるの?」とつっこまれそうですが、それは例えばいつまでこの仕事を続けるのだろうとか、いま付き合っている彼女と結婚すべきなのだろうか、とか、こうして書いてみると「自分て小さいなあ…」と思わずため息が出てしまいそうな、そんな物事についてです。

 結局は、「(周囲からの)こうあるべき」と「(自分的には)こうなりたい」のしょうもない対立で葛藤しているのだと思います。でも、それだけ悩むということは、まあそれだけ自分の思い描く理想を捨てたくないと思っているわけです。

 現在出張で札幌の某ビジネスホテルに滞在しています。正月特番がテレビを賑わせている中、僕はふとテレビのスイッチを切り、今年の抱負について真剣に考えてみようと思い至りました。どのくらい長くなるか、短くなるか今の僕には想像もつきませんが、なるだけ自分の葛藤の純度を落とさず書けたらなあと思います。

 僕は以前、池袋の占い師に占ってもらったことがあります。そこはマンションの一室で、当時大学生だった僕は友達と思い出作りの一環で、ちょっとした思いつきでドアを叩いた気がします。占い師の方は30代の男性でした。手相や生まれた時の時間などを参考にアドバイスをくれているようでした。ちなみに僕は占いが結構好きです。小学生の時、祖父にかってほしい本を頼まれねだった本が「誕生日占い大全」みたいな本でした。

 さて、その占い師の方は僕の手を見るなり「うわっ!」と笑ったのです。僕の手にだじゃれでも書いてるのかと思いきや、「あなた、色々な(女の)人とお付き合いしますね」と。要するによく付き合い、よく分かれる人間なのだそう。そして、20分以内であれば何でも聞いてくださいということで、色々と人生や将来について質問をしたのです。

 そんな時、その後の僕をある意味呪った一言をいただいた。それはこういう預言でした。「あなたは西暦20XX年の最後の下一桁が0、1、2、3の年じゃないと成功しませんね。だから、これから数年(2019年まで)は色々と苦労されると思います」とにかく、こんな預言を言われたら信じたくなくても無意識レベルで深刻に信じ始めてしまうのが僕でした。よって、僕は去年の12月末まで、来年から自分はきっと素敵な未来が…!とハードに夢想していたのでした。そしてなにより、メンズノンノの占い(立ち読みでそこしか読まない)でも来年は12年に一度の幸運期となるでしょうと書かれていたのです。

 ということで、色々と回りくどくなりましたが、まず大前提として、僕はこの2020年を良い年にしたいと思っているのです。では、具体的にどう「良く」したいのか。これについて以下で論じていきたいと思います。

 *

 と書き始めて3分が経過してしまいました。自分にとってどうしたら「より良い」自分になれるのか考えていると、思考が停止してしまったのです。だって、僕はいまそれなりに充実した有り難い生活をしているし、逆流性食道炎が中々完治しなかったり、人から「本当あんたって適当だよね~」と言われたり、自炊のレパートリーが野菜炒めか豚汁しかない程度の不満しか実は無く、なんだか自慢に聞こえたら恐縮なのですが、それなりに小確幸な毎日を過ごしている気がしています。でも、これを大学生の自分が読んだら、ちょっとイラッとするのかなあ。あのときは世界を股にかけてビッグな存在になって…、って、いまでもそうしたことに憧れはあるのですが、なんだか3年前から社会人になってから社会の歯車の一員を経験して色々と悟っちゃったのかなあ、なんて。脱線しました。

 話を戻すと、良い=理想の自分とは何かってことでしょうか。

 いましている仕事は公務員的な安定感のある仕事で、内容もそれなりにスリリングで毎日がドラマチックかつやりがいもあるし、職場の人間関係もたまに誰かしらに怒鳴られるけどまあそれを含めて面白いし「良い」。だけど、来年度からは自分も4年目になるので、それなりに自分の強みを生かした仕事をしていけたらなあ、とも思います。

 次に、もっと書きたいです。今年はもっと書きたい。僕は基本的に時間的に余裕があったり、暇だったりすると無性に書きたくなる性格なのです。だから、日々のルーティーンに追われたり、コンビニ弁当が続いたりするとすぐに書くのが億劫になってしまう。でも、この書くという行為をもっと自分の人生に割きたいし、書く力を磨いていきたいと思っているのです。そのために、しっかり書く、しっかり読むことを今年は意識していきたいと思います。
 次に、今年は年末あたりにニューヨークに行きたいかもしれません。いや、いまイランと米国の関係が緊迫しておりちょっと気軽に行ける雰囲気ではないのかもしれませんが、2年前に「3,4年以内にニューヨークに移住する!」って行きつけのカフェのマスターに宣言しちゃったんです。実は僕、初めて行った海外がニューヨークでして、そこでの衝撃が強すぎて住みたくなっちゃったのです。でも、それは短期的な訪問であって、実際に住むとしたらどうして良いか分からないわけで。なので、そうした曖昧模糊とした自分の理想や願望を明確化するためにも、もう一度聖地巡礼したいと思っています。

 あとは、洋書をもっと読みたいです。大学・大学院と英米文学専攻だったくせしてそんなに洋書を読めていないので、せっかく得たスキルなので、途中で眠くなっても、自分が身につけつつある希有なスキルをしっかりと自分のものにしていくためにも、仕事に生かすためにも、地道な趣味になれば良いなあと思います。そういえば、剣道もやっているので、そっちも段が一つくらいとれるようになったら良いと思います。

 ちょっと眠くなってきてしまいました。とりあえずこんな感じで2020年よりよろしくお願いいたします。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。