知冬の暮らしの手帖

27歳の知冬(ともふゆ)が綴る日々のあれこれです。

マイブーム: なるべくスマホなどの画面から離れること

Odai「マイブーム」

 

 書きたいと思っていても単純に何を書けば良いのか分からずもがき始めてしまうのが、都市部のビジネスホテルの狭い一室に閉じ込められ、非効率の全てを奪われ、鏡の前のバーカウンターよりも幅の無いこのデスクでポメラを開く僕の悩み、というのは言い過ぎであるが、本当にこのビジネスホテルというのはその名前の通り細かい配慮や効率的な動作を促す工夫が見られすぎ、このサブスク全盛期にあえてレコードプレーヤーを買って2年続けたインスタを「そうだ、インスタやめよう」と一瞬で誕生日ケーキのろうそくの火を消すよりも早くアカウント削除してしまう僕にとっては少し頭の痛いホテルである。ちょっと長い一文を書きすぎて反省している。
 
 ということで、マイブームの話である。基本的に流行に流されるよりも時代を問わず輝きを放つ定番が大好きな自分にとって正直あまり話すべきマイブームは無いように思われる。と、深くこの話題にどのようにアプローチすべきか悩んでいるように見せかけて実は朝食会場にいつ行こうか、やお土産何買おうかなんて考えているし、そもそもやり方が分からないからもがくのであって、みなさんは僕の言動を異例の9割引きで気楽に読んでもらうと良いと思う。余談だが僕の好きな雰囲気というものが確かにあって、それは「暮しの手帖」や「POPEYE」、「&PREMIUM」などの雑誌や、こじゃれた、スタイルのあるカフェやバー、ラジオ番組だと、インターFMの「LAZY SUNDAY」、小説だと、まあやれやれだけど村上春樹な感じになる。総じて、適当に、だけど丁寧に、肩の力を抜きつつあの日夢で見た不思議なおしゃれな街の風景や匂いを想起させるそんな雰囲気が僕は大好きなのだ。

 ということで、マイブームの話である。いまふと思いついたのだが、「なるべくインターネットを使わない」というのは、一つ僕のマイブームかもしれない。いつも思うのだけど、僕らは画面を見過ぎではないだろうか。誰も何も言わないけれど、スクリーンモニタリング機能が1日全てに適用されたならば、我々は一体何時間何らかの画面を見ているのだろうか。東京なんて画面しかない気もしている。そこまで行かずとも、多くの人がテレビやスマホに一目惚れでもないのに目を奪われ続け、それってある種の中毒である。ヘビースモーカーを軽蔑する世相の一方で、こちらの中毒者にはなんとなく肯定の空気が流れている。でも、違和感やこれで良いのか?と危機感を抱いている人は確かにいると思う。でも、そうしたオフライン主義者をまたその点である種「イタい人」と軽蔑しかねない風潮もまたどうにかしなければならないとも思う。

 ひっくり返って置かれた腕時計が14時半を示していた。つまり8時である。朝食会場っは9時頃に閉まるので、まあ8時半には向かおうと思う。

 ということで、僕は最近オフラインを希望している。まず、うちには大学生の途中からテレビがない。最初はテレビを殺したことで生まれたその静寂さに思わず泣きそうになってしまったが、まあ慣れるものである。いまでは車のテレビがギャンギャンと鳴っているとそれだけで暗澹たる気持ちになってしまうからみなさんもテレビを殺すのは気をつけて。といいつつ実家や友人の家でテレビは見るし、暇つぶし(喫煙的)にスマホをのぞき、なぜか一服した感じになってしまう僕である。全否定をするつもりは全く無いのだけど(このブログを書く機会をいただけたのは誰の恩恵か)、ね。

 朝は新聞を読み、お弁当を作り、レコードを聞きながら本を読んで、剣道に通い、体を鍛え、ノートに明日の仕事の準備をする。まあ、こんな感じで良いのじゃないだろうか。ちなみに、この文章を書いているのはスマホやPCではなく「ポメラ」というアナログとデジタルの間に生まれたハーフの機器である。まあ、それはいいや。

 とりあえず、マイブームの話であった。総じて、僕は目が疲れるという意味で、画面を見ないことを常に模索していますし、それがマイブームだと思われます。次は、仕事の一服的に見てしまうスマホを、何かで代用出来ないかと考えていることです。まあ、読書が理想なのかもしれないけど、短い間でさらっと読めるものが良いので…、詩集?就業時間中にフェイスブックを更新したらそれはやめた方が良さそうだけど、就業時間中に手紙を書いていても誰も何も文句を言わなそうである。

 ということで、これからは一仕事終えた後詩集か雑誌を見て、もっと暇があればレターセットから手紙を取り出し友人に手紙を送りつけようと思います。

 なんだかマイブームが新たなマイブームを生み出しそうな予感です。最後まで読んでくださってありがとうございました。朝食を食べてきます。