知冬の暮らしの手帖

27歳の知冬(ともふゆ)が綴る日々のあれこれです。

エッセイ:20歳の頃の僕に言いたいこと

今週のお題「二十歳」

 

 20歳って、いま思い返すと「クソガキ」だったと思います。あの頃はまだまだ知らないことだらけだったのに、なぜか何でも知ったかぶって分かったつもりになっていたと思います。今でも忘れられないのは、誕生日ケーキのろうそくに火をつけるためのチャッカマンで初めてタバコに火をつけてめちゃくちゃむせ返ったこと。初めてコンビニでタバコやお酒を買う時は、国道沿いで立ち小便をするくらいなスリルがあった気がしています。

 

 いま僕は27歳ですが、あの頃の自分って、どうだったんですかね。僕は20歳の頃からつけ始めた手帳があります。モレスキンの黒い手帳なのですが、これに気になったことやその日出会った良い言葉などをメモっていたのです。久しぶりに当時の手帳をペラペラめくっていたら、当時読んでいたららしい林真理子さんの『野心のススメ』の言葉が綴られていました。

 

せこい人には、せこい人生が待っているのです。

 

 

 

若いうちの惨めな思いは、買ってでも味わいなさい。

 

 

 

なんといっても私のモットーは、「やってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなる」です。

 

 

 

どのように生きていくかということを真剣に考えるのは、充実した人生を送るために不可欠なこと。

 

 

 

 などなど。こういう言葉に飢えていた20歳だったなあと自分でも記憶しています。また、当時の自分は学歴を怖がっていました。僕は当時以下のようなことを書いていました。

 

 学歴社会で怖いと思うことは、自分で自分の能力を悟ってしまう、限界を作ってしまうことだと思う。本当はそんな目に見えない空気に勝手に押し殺されることはないはず。でも、〇〇大学(有名大学)ではないから、自分はこの仕事に就けないのではないか。〇〇を成し遂げることなんて不可能なんじゃないか、なんて思ってしまう。ではどうするか、そんなものはただの都市伝説だとゴミ箱にすて、オレは俺で自分の理想を目指すべきだと僕は思う。ただやらない言い訳はしない。

 

 

 

 なんて偉そうに書いていました。確かに、そうかもしれません。でも、学歴コンプレックスを持っているなら、学歴を書き換える努力をするか、学歴を気にせず打ち込めるものを見つけて打ち込み始めたら良いのだろうなあ、なんていまの僕は思っています。

 

 とにもかくにも、20歳になったみなさんおめでとうございます。今しか読めないような本が沢山あると思います。是非背伸びした読書を、どっぷりしてみてください。27歳の僕は、当時想像できなかったけど、やっぱり社会人になると学生時代の頃のようにどっぷりとした読書は難しい気がしています。でも、言い訳しないように、僕も頑張ってどっぷり読書を諦めません。良い人生を!

 

 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

野心のすすめ (講談社現代新書)

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